ヒプノセラピーと心理カウンセリングの違いとは?|“わかってるのに変われない”理由

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こんにちは、かなこです。

「何度も話したのに、気持ちが晴れない」
「自分を変えたくてカウンセリングに通ったのに、また同じことで苦しくなる」

そんな経験はありませんか?

それはあなたのせいではなく、
“アプローチする領域”が違っていただけかもしれません。

今回は、ヒプノセラピーという選択肢についてご紹介します。

目次

カウンセリングとヒプノセラピーの違いは、「アプローチする層」

ヒプノセラピー

心理カウンセリングは、
顕在意識(今考えていること・表に出ている感情)に働きかけます。

ヒプノセラピーは、
潜在意識(記憶・感情・思い込み・反応パターン)にアクセスします。

わかりやすく言うと

  • カウンセリングで“整理”する時間
  • ヒプノセラピーで“ほどける”時間

たとえば、「自分は価値がない」と感じているとき、人から「そんなことないよ」と言われても、心に響かなかった経験はありませんか?

心の奥深く残った傷や思い込みを変化させるには、その傷や思い込みがある意識層に働きかける必要があるのです。

潜在意識

わたしたちの意識の9割以上が「潜在意識」言われています。

意識の層内容割合(目安)
顕在意識理性・思考・意志・判断5〜10%
潜在意識記憶・感情・本能・自動反応90〜95%

つまり、「こうしよう」と思う意志(顕在意識)よりも、無意識の記憶や反応(潜在意識)の方が圧倒的に大きな力を持っています。

綱引きを【5人 vs 95人】で行ったら、後者が圧勝ですよね

「わかっているのに変われない」「頭では理解しているのに、感情がついてこない」

そんなときこそ実は、顕在意識と潜在意識が反対方向を向いていて、潜在意識のブレーキがかかっている可能性があります。

ヒプノセラピーには、長い歴史があります

日本でヒプノセラピー(催眠療法)の認知度は高いと言えませんが、最近できた目新しい手法ではありません。

その歴史は、古代エジプトの「夢療法」にまで遡ります。

18世紀にはフランツ・メスメルが“目に見えない力”や“暗示”の働きに着目しました。

19世紀になると、イギリスの医師ジェームズ・ブレイドによって「催眠(Hypnosis)」という言葉が生まれました。この頃から、催眠は科学的な研究対象となり、医療の現場にも導入され始めます。

20世紀に入ると、フロイトがヒステリー治療に催眠を活用し、「無意識」の働きに注目。

さらにユングは「集合的無意識」や「元型」という概念を通じ、心の深層に豊かな世界が広がっていることを明らかにしました。

こうしてヒプノセラピーは、古くからの無意識との対話という手法に、心理学の視点を加えながら、
安全で実践的な“心のアプローチ”として発展してきました。

有名人や天才たちも使ってます

実は、世界を変えた歴史的な人物たちも、ヒプノセラピーや自己催眠を活用していたことが知られています。

  • アルベルト・アインシュタイン
     日常的に自己催眠を行い、あの「相対性理論」の着想を得たとされています。
  • トーマス・エジソン
     短時間のうたた寝の中で創造的なインスピレーションを得るなど、集中力と創造性の向上のために自己催眠を利用していました。
  • ウィンストン・チャーチル
     第二次世界大戦中、眠る時間が限られていた中で、短時間でも深く集中するための自己管理ツールとして催眠を使っていたと伝えられています。

また近年では:

  • アデル(歌手)…禁煙目的でヒプノセラピーを受け成功
  • タイガー・ウッズ(ゴルファー)…13歳から自己催眠を実践し集中力を強化
  • マイケル・ジョーダン(プロバスケット):試合前のメンタルスタミナ向上

心の深い層に働きかけ、パフォーマンスを向上させる実用的な手段として、
プロフェッショナルや歴史的人物たちが認めていることがわかります。

海外では医療現場で取り入れられています

アメリカでは1958年、AMA(アメリカ医師会)がヒプノセラピーを有効な医療手法として正式に認定しました。

現在では以下のような分野で活用されています:

  • がん患者の痛み・不安の緩和(メイヨー・クリニック)
  • 出産時のリラックスと痛み軽減(ヒプノバーシング)
  • PTSDや不眠、強迫性障害などへのサポート
  • 禁煙・過食・習慣改善のサポート

イギリスやドイツ、オーストラリアなどでも、国家資格を持つヒプノセラピストが医療や教育現場で活躍しています。心と身体の回復を促す療法として、しっかり認められているのです。

日本では、まだこれから。でも確実に広がっています

日本では「催眠」と聞くと、TVのショーのような印象を持たれることも多く、
まだまだ誤解があるのも事実です。

ですが近年では:

  • 統合医療(緩和ケア・看取りケア)
  • 歯科・出産時の痛み緩和
  • トラウマケア・教育現場・アスリート支援

など、確かな技術として専門職が学び、実践し始めている分野でもあります。

おわりに

「何度も同じことで悩んでしまう」
「頭ではわかっているのに、気持ちがついてこない」
「なぜこうした気持ちになるかわからない」

そんな方にこそ、ヒプノセラピーは助けになる可能性があります。

変われなかったのは、あなたのせいではありません。
ただ、働きかけていた意識の層が違っていただけかもしれません。

ヒプノセラピーは、意志や努力でどうにもならなかった部分に、やさしくアクセスし直していく方法です。

かなこ

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