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姉に「バカ」と言い返した瞬間、胸が引き裂かれた|ヒプノセラピー体験談(後編)

感情がほどけて波紋のように広がるイメージ
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前編では、森と共に生きた男性の前世をご紹介しました。

村を焼かれても動じなかった彼が、
森に拒まれた瞬間に崩れ落ちた・・

——あの場面で、先生がこう問いかけました。

「同じような感情を、今世で味わったことがありますか?」

感情をゲートウェイに、今世へとなめらかに意識がシフトします。

”なめらかに”とは言っても、すんなりとはいきませんでした。

いくつかの可能性がボヤボヤと視える感じで、
それらを「よく視よう」と意識を向けた途端に、
他の選択肢は消えて、1つの世界へ入って行くような気がしました。

そんなわけで、私は慎重になりました。

1つの正解を当てるというより、
ある意味、自分が「この場で選ぶ」ような気がしたからです。

ボヤボヤしたエネルギーのかたまりのようなものを、
今の感情とハートで照らし合わせます。

まるでババ抜きみたいに、
「これかな?」と共振するものを探していました。

そして、他のものよりほんの少しだけ強く
「これかな?」と感じられた1つを選び、
深く入って行きました。

意識が移り変わる抽象的なイメージ

先生が問いかけました。

「今、何をしていますか?」

意識の中で目を開けると、
私は3~5歳くらいに戻っていました。

昔住んでいた家の庭にいて、
目の前には姉がいました。

それは姉に突然、
「バカ」と言われたシーンでした。

2人仲よく遊んでいた心地から一転して、
その突き放すエネルギーに驚いた瞬間でした。

森の男性と同じく、
完全に信頼し、安心し、一心同体と深い愛を感じていた存在から、
急に「ぱつん!」とつながりを絶たれたショックの中にいました。

一番近い言葉を挙げるなら、「裏切り」でしょうか。
でも、もともと「期待」ではなく”当然”と感じていたし、後に「恨み」もない。
「寝耳に水」に近いかもしれません。
信じられないことが起きた!というかんじ。

幼い私が呆然としていると、
姉はさらに「バカバカバカバカバーカ」と
重ねて言ってきました。

本当に、意味がわからない。

そもそも幼い私には、
「バカ」の意味がわからない。

だけどそれが突き放す言葉で、
見下す言葉なのはわかりました。

一心同体だった状態から、「分離」して、
上下が生まれたことがわかりました。

それが本当に悲しかった。

「なんでそんなことするの?」と言葉にならない思いで(まだうまく話せなかった)

「やめて」「やだ」を繰り返しますが、
姉からは「バカ」しか返ってきません。

さっきまでハートのレベルで一心同体だったのに、
意思疎通に「言葉」を差し挟まれた瞬間から、
つながれないものになったのが悔しくて切なくて。

私がまだ話せないことを姉は知っているのに。

姉はやろうと思えばハートで意思疎通できるのに。

それをしてくれない。

私ができないコミュニケーションを強要してくることが悲しい。

できない自分の未熟さがもどかしい。

つながれない、つながれない。

目の前にいるのに、つながれない。

出口のないトンネルに入ったみたい。


私はやっとの思いで、
姉に「バカ」と言い返しました。

やめて欲しくて、わかって欲しくて。

2人のつながりを取り戻すために、
同じ言葉を返したのです。

ほんっとうに、言いたくなかったけど、
姉とつながりたくて必死でした。

そして口にした瞬間、
私の胸が引き裂かれました。


姉に「バカ」と言ったところで、
何も変わりませんでした。

姉は相変わらず、
ばかのように「バーカバーカ」と言ってきます。

実は当時の私は、
姉が覚えたての言葉を使いたいだけと気づいていました。

どうやらこれは「悪い言葉」のようだから、
他の子には言いづらいし、親に見つかると怒られるかもしれない。
ちょうど妹と二人きりだからやってみよう。

そんなかんじは伝わってきました。

私が悲しかったのは、
「バカ」という言葉そのものよりも、
私への思いやりがないことでした。

「やめて」と言っているのに、
それを聞き入れてくれない。

まだ話せないとわかっていながら、
言葉でのコミュニケーションに固執する。
(さっきまで二人はハート(テレパシー?)でコミュニケーションしてたのに)

ちなみにこのとき、
現実の私は、大号泣も大号泣。

ティッシュボックスを空にする勢いで、
ワンワン泣いて、ブーブー鼻をかみ、

先生は片手にゴミ箱を差し出しながら、
誘導してくださいました(笑)

これでは話が進まないと思った矢先、
先生がナイスな質問を下さいました。

「本当は、何て言いたかったの?

その瞬間、パァッと意識の光が走り、
わかりました。

意識が一瞬で切り替わるような白い光のイメージ

私は、大好きな姉に「バカ」と言いたくなかったんだと。

それが後悔で、トラウマでした。

たとえ姉に「バカ」と言われても、
自分の本当の気持ち「大好き」と返せばよかった。


「大好き」

満面の笑みで伝えると、
心のしこりがすっと溶けていきました。

言われた姉はちょっとびっくりした顔をして、
嬉しそうに、ニコっと笑ってくれました。

そして「バカ」と言うのはやめて、
二人で遊びの続きを始めました。

一瞬、遠くの未来までパラレルワールドが書き換わったような感覚がありました。

そして「私は間違いを正したんだ」という
大きな解放感に包まれました。

私の苦しみは、「本当の自分」からズレた痛みだったのです。


先生の誘導セッションはここまででしたが、
現実に意識を戻す前に、自分で、前世の森の男性のところへ寄ってみました。


ぼやけた緑の光が広がる、記憶のような風景

彼は、森に隣接している村(あの泣き叫んでいたところ)に定住していました。

家族をもち、亡くなるまでそこで暮らしました。

彼はときどき猟で森に入ることもありました。

村人たちと協力し、日々の暮らしに必要な仕事を淡々とこなす毎日。

以前の彼は自己陶酔に近いものがありましたが、
一変して、控えめで、落ち着いた男性になっていました。

彼の心には、森との一体感が
静かな余韻として残っていました。

森が彼を追い出したのは、
「人の中で生きるように」という
森の愛だったと理解しているようでした。

森が彼を拒絶したわけではないことは、
森のすぐ隣の村で生きることを許された事実からわかります。

「森と共に生きたい」という彼の願い。

その応えとして、
森は彼を人の世に送り、生き永らえさせ、
彼がいつでも来たいときに来て、迎えられるよう
森の隣の村を彼に与えたかのようでした。

俯瞰した意識の中で、
男性なりに今の状況に納得しているのを感じ、
私は現実へと意識を戻すことにしました。


セッション後の静かな振り返り時間

セッションの締めくくりは先生との振り返りです。

先生的には、インナーチャイルドセッションでもう一歩踏み込みたかったようでした。

姉がバカと連呼したことに意味はなかった。
私は何も悪くなかった。

そんなふうに潜在意識を書き換えるパートです。

実はセッション中、先生がそのように誘導しようとして下さったのですが、
私が「必要ない」と断りました。

私が「大好き」と返したとき、
姉が一瞬バツの悪い顔をしました。

それで「しまった!」と感じたことがわかったからです。

頭がよく、とても繊細な姉です。

「あなたの行為が妹を傷つけてる」と指摘されたら、
幼い姉の心にトラウマを作ってしまう気がしました。

姉は即座に理解し、反省し、
「妹で試してみたい」というエゴを手放しました。

私には、素直で優しい姉が戻ってきて、
二人仲良く遊んだことで十分でした。


セッション1か月後の気づき・・

以前は「みんな私の話を聞いてくれない(興味がない)」と感じることがよくありました。

しかし今は興味を持って話を聞いてくれる人との出会いが増えたように感じます。

もしかすると姉との出来事は、
「私の話は聞いてもらえない」という信念の原体験だったのかもしれません。

さらに言うなら・・
これは考えすぎかもしれませんが、

私は、本当の自分と不一致の言葉(バカ)を放ってしまったことで、

「(私の言葉を)聞かないで!」

と強く願い、潜在意識に刻んでいたのかもしれません。


私のヒプノセラピー体験談を読んで下さってありがとうございます。

ヒプノセラピーでは何が出てくるか、やってみるまでわかりません。

でも不思議なことに、必ず今の自分に必要な解放が起こります。

あの日の私は、両親の答えを探しに行って、
姉との「大好き」に出会いました。

あなたの中にも、解放を待っているものがきっとあります。

かなこ
かなこ

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お会いできるのを楽しみにしています🌿